昆虫の表情に戻る


          2020アリンコ退治


マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

location:uchinome.jpトップ>自然の表情昆虫の表情>2020アリンコ退治

 サイトマップ


アリメツを塗布した器具の上に来ている黒アリです。夢中になって塗布された薬剤「殺蟻剤」をなめているアリンコです。

アリンコ退治・・・

暑い日差しと共にムシ達の活動が活発化し、私達人間の生活にじゃまになる場合があります。私の生活エリアでもある築110年になる母屋は、どこからでもムシ達が侵入出来ますし、場合によっては住まいするムシ達がお互いの捕食活動により害虫などを退治てくれています。しかしそれも限度があり、私の生活が虫のために不愉快になるのではたまりません。

先頃のことですが、寝転がって本を読んでいたら何か這われている感じがしました。良く見たら大きさが3ミリほどの小さなアリが動き回っています。あれれとなってガムテープでくつけて捕らえました。紙製ガムテープの上でもそもそと動いているアリを見ていたら、マクロの目になりカメラを取り出していました。なんとこの日は合計して9匹の小アリをガムテープで捕獲していました。それにしても一匹ならともかく、9匹となると憎らしさが出てきます。

ここでは、しばらくぶりに小アリの生態をマクロカメラで捕らえてみました。言わずもがなのことですが、テープにくつけられたアリは暴れてピンボケに近い姿になりました。たまたまですが親父の様子を見ていた息子が、アリを捕獲する特効薬をネットで見つけ注文していました。早いもので翌日には入手出来ました。特効薬の名称は、横浜植木株式会社製造発売による「理想的殺蟻剤・・アリメツ」でした。

トップの画像は、アリメツを塗布した器具の上に来ている黒アリです。夢中になって塗布された薬剤「殺蟻剤」をなめているアリンコですが、なめた糖蜜に含まれる殺蟻剤で、早いものは4〜10時間で中毒を起こし、少なくても24時間後には死滅すると言う優れものです。(※添付の資料より)

                                                        2020.06.08 作成



紙テープ上のアリンコ・・・

つぶさないようにそっとテープにくつけます。アリンコたちは必死に逃れようと動き回りますが、一旦くっついたら容易には取れそうもありません。あまり暴れるので姿がおかしくなりピンボケの部分がかなりありました。恥ずかしい話しですが、テープには生活ゴミになる細かな毛が沢山着いて気になりました。
紙テープ上のアリンコ 1 紙テープ上のアリ・・・

一ヵ所でも紙テープにくっついていると、動きが制限されてしまい暴れるだけのるアリンコです。こうなると逃げることに必死になります。動くほどにくっつき最後には動けなくなります。

紙テープには生活ゴミになる細かな毛が沢山くっつき、見ていると恥ずかしくなり気になりました。
紙テープ上のアリンコ 2 紙テープ上のアリンコ 3
紙テープ上のアリンコ 4 紙テープ上のアリンコ 5
紙テープ上のアリンコ 6 やっときれいな紙テープになりました。アリンコの動きはまだあり止まることがありません。
紙テープ上のアリンコ 7

やっと見られる真横から見た姿になりました。暴れすぎて疲れたのかも知れません。

体長3ミリほどのアリンコですが、マクロの目で見ると逞しくなります。



アリメツに集まったアリンコたち・・・

添付されてきたプラの小皿にアリメツを数滴ほど滴下し、アリの通路に置いてみました。しばらくして見たらずらりとアリンコたちが並んでいました。行儀の良いこと申し分なしで、夢中になって密をなめていました。毒入りとは知らずになめさせるのですから罪な私です。

ここでは、時間の経過と主にアリンコたちが増えていく様子を並べてみました。

・・・アリは摂氏24℃以上の外気温下が最も食欲旺盛です。梅雨前後から盛夏にかけて最も効果があります。アリの習性・・・、女王の統制下に一糸乱れず。日夜それぞれの職務に忠実に活動しております。女王を退治しませんと、アリの絶滅は不能です。アリメツは女王まで退治しうる唯一のものです。・・・(※添付されている資料から)

3匹 1

3匹がやってきました・・・

ここからはあれれと言う間に数が増えていきます。行儀良く並び、密をたっぷりと飲み込んで巣に戻ります。

密があるぞと言う情報はたちまち拡がり、蜜をなめに集まってくるのですから驚きます。

6匹 1 6匹の集合・・・

竹の枯葉を境に3匹、きれいに並んでいます。
7匹 1 7匹です・・・

みるみる増えて、7匹のアリンコが並んで蜜をなめています。
7匹 2 7匹 3
8匹 1 8匹・・・
9匹 1 9匹・・・
10匹 1 10匹・・・

皿の外で待機しているのをいれて10匹になりました。この先どの位増えるのか、それともこれで終わりか、私には最後まで付き合って見ていません。
10匹 2 10匹 3


黒アリの様子から・・・

ここまでは体長3ミリほどのアリでしたが、別の皿にアリメツを入れて置いたのには普通に見られる黒アリが来ていました。黒アリ(仮称)の場合は、先ほどの小さなアリとは違い密集して吸密活動に入ることはありませんでした。せいぜい4〜5匹が良いところです。
1匹の場合 1匹の場合・・・

市販のアリ退治の容器です。使い古した容器の表面にアリミツを二滴ほど置き、黒アリの集まる様子を見ていました。アリの通路に容器を置かなかったこともあり、簡単には集まってきません。

待つことしばしでしたが、やっと最初の一匹がやってきました。アリンコにとってアリミツは大好物のようで、離れることも無く一心になめています。

2匹の場合 1 2匹の場合・・・

しばらくし経ってから様子を見たら、容器に竹の葉が乗っかりアリミツがついて離れないようです。仲良く並んで二匹がなめていました。
2匹の場合 2 仲良く並んでいたはずなのに、頭をくつけあいミツの交換をしているようなそぶりです。ミツの交換なのか、アリミツがここにあるよと言う情報交換なのか、詳細は不明です。
2匹の場合 3 2匹の場合 4

おわりに・・・

4匹のアリンコたちの吸密活動の様子です。

タイトルをアリンコとしたのには意味があります。最初はアリ退治としたのですが、あまりにもどぎつい場面になりそうでアリンコ(通称)としてみました。退治する事には代わりませんが、叩きつぶしたり殺虫剤を直接吹き付けるのとは違うつもりで書いてみました。

アリたちには気の毒ですが、退治することには違いがありません。私だけの思い入れとしておきます。

量販店に出かけて探すと、アリ退治の薬剤は色々あります。私も何度も探して使用していました。どれと言って良く分かりません。何せアリの巣は地下の見えない場所にあり、追跡調査の方法がありませんので・・・。
4匹の場合
                     ページの最初に戻る →