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       排気ダクトのスズメバチの巣


マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

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排気ダクトのスズメバチの巣・・・

築23年になる家のメンテナンス、色々と手間がかかります。先頃のことですが、風呂場の換気扇が不調になり交換しました。この換気扇は、かなり以前に自分で修理して使用していたものです。

今回換気扇のメンテナンスを本格的にする事になり、24時間換気扇、風呂場の換気扇を新しいものに交換しました。驚いたのは風呂場の換気扇です。換気扇を新規のものに交換したら、排気のアルミダクトに問題がありでした。このアルミダクトは長さが120センチ、直径が10センチあります。この中にスズメバチが巣を作り詰まっていて換気がうまくいってないと、工事担当者に言われ巣を取り出してもらいました。

もちろんですが、かなり以前に造られた巣の様で完全に空き巣になっており、生きているハチは居ませんでした。この長い巣はいつ頃造られたものかも不明です。それにしても、中のハチが風呂場まで来なかったことが幸いでした。

知らないと言うことは安心なことです。今回はダクトの中がどうなっているのか、分解してみてびっくりした事実でした。皆さんの家でも、もしかしたらハチが巣を造りダクトが詰まっている可能性があるかも知れません。

トップの画像は、アルミダクトの中に造られていたスズメバチの巣です。全長23センチほどありますので「びっくりした」の一語でした。

                                                       2021.06.20 作成


私にとって一番怖い存在のハチ、スズメバチが風呂場のダクトにいたとは知りませんでした。スズメバチの巣を見つければ、夜間に完全武装をして強力スプレー殺虫剤を吹き付けて殺しています。ハチには気の毒ですが、容赦してはいられません。下手すると犠牲者は自分になります。

たまたま換気扇の交換をする時でしたが、古い巣を発見し取り出した時に撮影しました。
アルミ製のダクトの様子 1 アルミ製のダクトの様子・・・

取り外した直径が10センチのダクトと、営巣されたスズメバチの巣を組み込んでみました。全長120センチのダクトの中におよそ32センチの巣が組み込まれていました。

いつの時期に造られた巣か知るすべがありませんが、23年間の出来事とは言え怖いものです。
アルミ製のダクトの様子 2 アルミ製のダクトの様子 3

ほぼ全長の巣の様子 1 ほぼ全長の巣の様子・・・

そっと取り出したハチの巣、長さが23センチほどふとさが10センチほどありました。びっくりしました。

左側がハチの巣の先頭部分になります。
ほぼ全長の巣の様子 2 右側にハチの巣の先頭部分を配置しました。
ほぼ全長の巣の様子 3 横に細長いハチの巣が二段あり、この状態で23センチほどあります。

下の画像は左右を入れ替えてみました。
ほぼ全長の巣の様子 4 ほぼ全長の巣の様子 5
ほぼ全長の巣の様子 6 右斜めの方向から見た様子です。右先頭の下の部分がハチの出入り口かも知れません。

巣の部分の様子 1 巣の各部分の様子・・・

巣の先頭部分の様子です。巣の表皮の模様がきれいであり、間違いなくスズメバチ特有の模様でもあります。

正面からの様子であり、左端に巣の穴の様子が見えています。

巣の部分の様子 2 真横からの様子になります。

下の段の画像は、二段の巣が横に拡がって伸びている様子が分かります。
巣の部分の様子 3 巣の部分の様子 4
巣の部分の様子 5 巣の構造が二段造りになり、太い支柱状の柱で吊されています。

下の画像は上下が反対になり、六角形の穴の裏側が見られます。

一番下の画像は、いかにもハチの巣と言った正六角形の穴がつながります。この穴の底に卵が産み付けられ、ここでハチの成虫になって巣立っていきます。
巣の部分の様子 6 巣の部分の様子 7
巣の部分の様子 8 巣の部分の様子 9

閉じ込められたハチ 1 中に閉じ込められたハチ・・・

いつ頃のハチなのか不明ですが、二匹のハチが見つかりました。まさか女王バチでは無いと思いますが、すっかり乾燥状態で見つかっています。

白い粉像の物が身体にまとわりつき、詳細な部分ははっきりしません。
閉じ込められたハチ 2 閉じ込められたハチ 3

おわりに・・・

ウチノメサイトでは昆虫シリーズが続きます。

最後の画像は取りだした巣全体の様子で、全長が32センチ程ありました。アルミダクトの全長が120センチ、その内のおよそ四分の一が巣で占められ、ほとんど隙間の無い状態の中での水蒸気の排出でした。これでは働きが鈍り、風呂場室内がすっきりしないわけです。知りませんでした・・。

現在、新しい換気扇は快調に動いています。換気扇から室外までの壁のアルミダクトと、壁を突き抜けて外に出る部分をハチを含めて大型昆虫などの出入りが出来ない金網付きのものに更新しましたので、今後は安心だと思われます。今まではほとんどストレートの吹き抜け状態のダクトであり、大型昆虫等が入り込み営巣する可能性が否定出来ませんでした。

最初にも書きましたが、知らないと言うことは良いことなのか、まずいことなのか考えさせられました。何回も書きますが、スズメバチの巣が室内に作られているとは・・、「知らぬが何とかの例え」でした。

全長が32センチ程あるハチの巣です。太い場所では10センチほど、これではふさがります。
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