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            イラガの幼虫

マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

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接写をし真横から見た姿と棘を強調してみました。この棘に触れては痛いと飛び上がるはずです。
イラガの幼虫・・・

10月に入ったある日の事ですが、ブルーベリーの木の手入れをしていた息子が慌てて駆け込んできました。「イラガ」に刺されたとの事で手首を見せられました。見たら赤い斑点が数個現れていました。そのままにはして置けませんので、どの木で刺されたのか確認しました。

普通イラガに刺されたと言いますが、正確にはイラガの幼虫に刺されたという事になります。3センチ足らずの幼虫ですが、全身にこれでもかと言うほど棘がむき出しになっており、見ていれば手を出すことがありません。私も以前に刺されたことがありますが、不用意に木の葉の間に手を入れた時に幼虫に触れることが多いのです。

夢中で作業をしていた息子は見ていませんので、不幸中の出来事になります。早速この木だよと教えられ、刺された状況を再現してもらい探してみました。ブルーベリーの木の葉とほとんど同じ色合いをしているので見つけにくいのですが、居ました居ましたトゲトゲしい様相の幼虫が・・。知らないでこの木の葉に触れ、葉の上に居た幼虫の棘にもろに手首が触れたことになります。

トップの画像は、マクロカメラで接写をし真横から見た姿と棘を強調してみました。この棘に触れては痛いと飛び上がるはずです。
                                                       2021.10.13 作成

最初にもふれましたが、私も木の葉のマクロ撮影をするために、不用意に木の茂みの中に手を入れて刺されたことがあります。チカッとした感じがした時は時すでに遅く、イラガの棘に刺された後です。この痛さは刺された人でなければ表現出来ない激しい痛さがあり、しばらくは刺された部分をおさえて悲鳴を上げることになります。

せっかく捕まえたイラガの幼虫です。木の枝の葉の上に動かないでしっとしているイラガの幼虫、撮影しやすい様に木の葉にハサミを入れ早速撮影です。全体の姿、それから身体の各部分の様子を接写しました。ここでは、全体の姿を最初に、頭、尻、腹部(ひっくり返して)、棘、ピンセット上の様子を撮影してみました。

以上の順番にレイアウトして見ました。ピントの甘さがある部分もありますが、ご容赦下さい。


イラガ・・・

幼虫は別名を「イラムシ」とも称し、ライムのような鮮やかな緑色や薄茶色、概観はウミウシのような形状をしている。

成虫、羽化した後の成虫の開張は30mm程度。翅に黄色と橙色の特徴的な模様を呈する。口吻が退化しているため、成体は何も食べない。
                                                     ※ウイキペディアより抜粋

全体の姿 1 全体の姿・・・

左側が頭の部分になります。頭の上には長い棘が左右対称に4本あり、右の尻の部分にも同じように短めのが4本あります。

身体の周辺下側にも小さいながら立派な棘があります。この棘がある限り、エサなどにする鳥などは居ませんね。

棘など無いのが身体の中心線上になりますか。しかし、この部分には色違いの模様があり、ちょっと見にはやはり怖い感じがします。
全体の姿 2 全体の姿 3
全体の姿 4 縦位置の様子になり、左右対称の色模様があります。
全体の姿 5 真横からの様子、今までとは違い右が頭の部分になります。頭にある棘は、真上に一番長い感じになります。

頭部の様子 1 頭部の様子・・・

頭の様子を接近して撮影しました。このままでは本当の頭部が見えませんが、画面中央に小さな凹んだ部分があり、この中に頭部が隠れているようです。裏側からでないと見えません。

それにしても頭部先端の棘が凄まじい様相です。ちょっぴり触れただけで、毒液が注入されると言いますので怖いくらいです。
頭部の様子 2 頭部の様子 3
頭部の様子 4 ちょっぴりアングルを上にあげ、尻の方まで見えいる様に配置してみました。背中の黄色の部分と青色の部分が見えています。

尻部の様子 1 尻部の様子・・

尻部は見下ろすアングルでの撮影です。頭部とは模様が違い茶色の部分が狭くなっています。棘の配置も頭部と同様ですが、長さが短くなっているようです。

尻の排泄孔は裏側からでないと見えません。
尻部の様子 2 尻部の様子 3
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