おわりに・・・
今までイラガの幼虫については嫌と言うほど見ています。実際に刺されて痛い思いをしたことをして事もありました。しかし、何故かページを作成することがありませんでした。今回たまたまですが、息子が刺された事からイラガの場所を確認し、幼虫を確保することから始まりました。
マクロ撮影のレンズの目で接近し、拡大することで怖い虫だなあと改めて確認しました。針の先よりも細い棘が、私達の皮膚を突き刺して毒液を注入するわけですから、イラガの棘の仕組みには驚くばかりです。見方を変えてイラガの立場になると、静かに暮らして居るところを突然脅かされる事になるので、今の生活を維持するための防御行動とも言えます。
ウイキペディアの記事を参照してテキストを作成しています。幼虫時代は危険な生活史であっても、成虫になると蛾になり憐れな生活になります。何せ口の部分が退化し、何も食べられないからです。残された生活は、オス・メスの相手を求めて子孫を残すことだけになります。生物本来の姿と言えますが、厳しい生活史と言えます。
最後の画像は怖いイラガ幼虫の姿になります。
イラガ
イラガ(刺蛾)は、チョウ目イラガ科に属する昆虫およびその総称である。「蜂熊」「オキクサン」「シバムシ」「キントキ」「デンキムシ」「ヤツガシラ」「オコゼ」「イタイイタイムシ」とも称され、そのほかに数十の地方名がある。
イラガの天敵はカマキリやヤドリバエ、アシナガバチなどである。他の天敵にイラガの繭に寄生する外来種のハチ・イラガイツツバセイボウがいる。
幼虫・・・
通常は7月から8月頃、多い年は10月頃に再び見られる。体長は25mm。脚が短くずんぐりした体に多くの棘を持ち、触れるとハチに刺されたような鋭い痛みを生じる。さまざまな樹種で繁殖し、落葉広葉樹の葉裏に集団で生息していることが多い。
繭・・・
終齢幼虫(前蛹)で越冬し、そのための繭を作る。独特の茶色い線が入った白く固い卵状の殻でカルシウムを多く含み、日本の昆虫がつくる繭の中で最も固いとみられる。春先に中で蛹化し、6月に羽化する。羽化時には繭の上端が蓋のように開き(小さな穴は寄生バチの脱出口)、地方によってはスズメノショウベンタゴ(担桶)とも呼ばれる。釣り餌(特にタナゴ釣り用)として用いられる際には、玉虫(たまむし)と称される。
成虫・・・
無毒。明かりに飛来する。口吻が退化しているため、成体は何も食べない。
※ウイキペディアより借用抜粋です。
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