2021初冬のカマキリに戻る

マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

location:uchinome.jpトップ>自然の表情昆虫の表情2021初冬のカマキリ>その2

 サイトマップ


顔と胸の造り 1 顔と胸の造り・・・

ここではカマキリを芽キャベツの上に乗せ、顔と胸の造りを探ってみました。

昆虫の中ではどう猛なカマキリですが、身体の造りが薄っぺらで、敏捷な動きが良く保持出来るのだなあと思われます。前肢の鎌状の造り、ここからカマキリと名がついたのだと思われます。
顔と胸の造り 2 口の部分の拡大です。少しピントが甘いのですが、口をもぐもぐさせているような感じがします。どこに居ても、大きな目(複眼の集まり)が印象的であり、見ている私と目線が一致します。

下の画像右、頭の付け根が胸になるのですが。表面からは一枚の皮膜に覆われています。その裏は薄っぺらであり、前肢が付き側には気門の穴が見えています。

下の画像左、頭の下に四個の穴(気門)が見えています。
顔と胸の造り 3 顔と胸の造り 4
顔と胸の造り 5 薄っぺらな胸の皮膜の裏側には頑丈な脚が付いており、この前肢がカマキリの武器になります。
顔と胸の造り 6 胸の前部(前肢の部分)の上には平べったい一枚物の皮膜がついています。

前肢の鎌状の棘でがっちりと獲物を挟み込み、全体が口と思われる頭の部分でエサにありつきます。
顔と胸の造り 7 もぐもぐと口の掃除をしているかの動きです。どこに居ても目にピントが合い視線を感じます。

エサをやる 1 エサをやる・・・


12月4日に玄関先で見つけたカマキリ、暖かいところに置いたら生き延びたようです。

冬の時期にエサになる昆虫等はいませんが、思いつきで軒下を見たら動けなくなったジョロウグモを見つけました。生きているので、カマキリの鼻先に置いてみました。

しかし、少し距離があったせいか見向きもしません。
エサをやる 2

直接カマキリの頭にぶつけてみました。何と飛びかかって動きの悪いクモの脚にかぶりつきました。

その後、身体の柔らかい部分(腹)に食いつき食べるそぶりを見せました。じっと見ていたら、柔らかい部分に食いつき体液を吸い始めたようです。

ここから先はネット上で展開するには適切では無いので割愛しました。


おわりに・・・

初冬の予想もしない時期に、我が家にやってきたカマキリです。玄関で見つけて7日間になりますが、しばらくぶりにカマキリの生態の一部分を継続観察しました。冬の始めに出会ったカマキリ、水槽の中で良くも生きながらえたと思っています。カマキリとしても、最後は芽キャベツの上で大往生です。12月10日の夜、ついに動かなくなりました。
                    ページの先頭に戻る →