冬期間は凍結しますが、春の藤原まつりや曲水の宴では平安絵巻の催しが行われます。ビックなニュースが新聞紙上で紹介されていました。龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船とは、想像上の動物である龍と鷁の頭部を船首に付けた船であり、世界遺産指定を記念し新しい船(二隻で一対)が建造されました。
龍頭鷁首の船首部分は、花巻市大迫の彫刻家がデザインし強化プラスチック製の2m程の大きさ。新型和船の制作は、大船渡市の船大工兄弟によって9m程の和船が二隻建造され、船首部分に龍頭と鷁首が装備されています。大船渡の造船所も昨年の大津波で被災し、作業中の木材等も流されたと言います。
4月29日のことですが、和船「龍頭鷁首」の進水式が大泉が池で行われ皆さんに披露されました。大泉が池で繰り広げられる平安絵巻の新しいシンボルとして、間もなく始まる藤原まつりや曲水の宴で披露されます。そのうちに出かけて新しい船を撮影したいなと思います。
鷁(げき)・・・
想像上の水鳥の名で、水難避けにその形を船首の飾りにする。(※日本語大辞典より)
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