根崎はしご虎舞　２

一番手虎が頂上で方向転換・・・頂上舞が終わると、下に降りるために虎頭と台の方の位置が入れ替わります。２０ｍ上空での位置交換、一番緊張する場面ですが下から見ていると良く分かりません。後ろから見て容易ではないなと思いました。台の方が梯子枠の左側に寄り、その脇を虎頭が神社側を向いて降りてきます。上るときとは身体の向きが違いますので、慎重な動きになるなと思いました。梯子から降りてくる虎頭、完全に正面を向き遮るものがないので、迫力ある表情が撮影できます。

一番手虎と二番手虎の交叉・・・三番手才坊に導かれて上ってきた二番手虎ですが、ほどなくして上から降りてきた一番手虎と交叉します。今まで見てきた方向ですと、梯子段が間に入りはっきりとはしませんでした。しかし今回は、狭い梯子の上での交叉の様子がはっきりと分かりました。実際の交叉点は、梯子を乗せている横木（紅白の布がまかれている）の上になり、片足を横木に乗せすれ違っていました。昇降虎二組の間には、三番手の才坊が位置し最高の見せ場を演じていました。最初にも紹介しましたが、今回初デビューの才坊役の方です。きっと良い想い出になった思われます。