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16:55 神事会場・・・

幼児みこしの終了後、仮設ステージでは地元団体の皆さんによるよさこいソーランの披露がありました。撮影する予定ではなかったので、公園内の「舞鶴が池」をぐるりと見て歩きました。

祭壇の後ろには、神輿渡御で使用される神輿(小中大)が三基安置され、竹と注連縄で結界が造られています。

側には寄れませんので、 離れた場所からの撮影になります。

神事会場 1
神事会場 2 祭壇に向かって左側には神事を行う神官の皆さん、右側には主催者と来賓が座っていました。

祭壇正面には世話役や担ぎ手の男衆が整然と並んでいます。
神事会場 3 神事会場 4

神事 1 17:00 神事・・・

神事が始まりました。進行は総代の半纏を着た方が読み上げていきます。

宵宮神輿安全祈願祭の次第は、修祓、降神の儀、献せん、祝詞奏上、玉串奉奠、撤せんとなっていました。

係の「御低頭下さい」で儀式が始まります。私も指示に従いながら、頃合いを見てレンズを向けています。
神事 2 神事 3
神事 4 禰宜の方が大麻を手にし、祭壇を祓い、主催者と来賓、担ぎ手の無事を祈願して祓います。
神事 5 神事 6
神事 7 宮司祝詞奏上・・・

平泉町にしずまります・・大神等・・平泉町内を・・大神等の大前に恐み恐み白さく。平泉町・・はじめ・・町内諸人たち・・畏き大神の御印を神輿に移せまつり・・今日のいく日の・・ことの由を告げまつり・・神輿の中にませ祀る御幸にかかろう人達・・大前に・・たいらけく やすらけく聞こし食して 今日の行き先も・・ひろきあつき・・諸人たちの家健やかに 家門高く 恐み恐み白す。

記録からの表記ですが、判別できない部分がありました。失礼と思いつつ文章にしました。

玉串奉奠・・・

宮司が祭壇に玉串を奉奠し、最初が平泉町長、実行委員長、担ぎ手の代表と続き祭壇に玉串が奉奠されます。
玉串奉奠 1
玉串奉奠 2 玉串奉奠 3
玉串奉奠 4 玉串奉奠 5

中尊寺山田貫首の挨拶 中尊寺山田貫首の挨拶・・・
   
一言ご挨拶を申し上げます。本日ここに大勢の神輿会の皆様をお迎えし・・明日・・行われると言うことであります。今回は特に、平泉の文化遺産を世界遺産と言うことで、・・皆様方に・・頂いてきたことを踏まえ、また、昨年発生いたしました東日本大震災の復興を祈願するという二つのものが神輿の会になると思っております。

どうぞ明日、無事に一日・・終了いたしますことを心からお願いいたしますと共に、中尊寺でお待ちしておりますのでお上がり下さいますことをお願いいたします。
御神酒の配布 1 会場内に御神酒が配られます。配っている方は、幼児みこしで拍子木を持っていた方です。
御神酒の配布 2 御神酒の配布 3
御神酒の配布 4 来賓席の皆さん方も御神酒を手にします。
宮司乾杯の挨拶 宮司乾杯の挨拶・・・

それでは明日の・・神輿渡御のご盛会を後祈念申し上げるとともに、ご参列皆々様のご健勝を御祈念申し上げ、御神酒を「はいたい」いたします。

「はいたい」のかけ声と共に、一斉に飲み干します。

※はいたい(胚胎)・・・
  国語辞典には、「物ごとの、おこる原因を持つこと」と書
  かれてあり聞き慣れない言葉でした。
御神酒を頂く 1 御神酒を頂く 2

17:24 神輿出し・・・

祭壇前の注連縄が外され、神輿が移動するようです。結界が張られてあるときは近寄れませんが、かなり側までより三基の神輿を撮影しました。
注連縄が外される
小神輿 小神輿、中神輿、大神輿と三基並んでいますが、ここでは大神輿が外に出されるようです。

※三種類の神輿の名前は、大きさからの分類であること
  をお断りいたします。
中神輿 大神輿

大神輿を外に出す 1 大神輿を外に出す・・・

両側の担ぎ棒を手にし台から浮かせ、天井がぶつからないようにと指示が飛びます。メインの大神輿ですが、重量がどの位あるのか不明です。

しかし、両側の担ぎ棒は杉の丸太でかなり太いのです。
大神輿を外に出す 2 大神輿を外に出す 3
大神輿を外に出す 4 明日に備えての場所移動なのか、はっきりとしたことは分かりません。何人もの担ぎ手が担ぎ棒を手にして持ち上げ、大型トラックの近くまで移動します。トラックの近くで神輿の下に台が置かれ一旦下ろされます。

台に乗せ縄に水をかける 1 神輿を台に乗せたままで、ロープに水をかけ始めました。良く見たら、担ぎ棒の台木の結び目に水をかけています。水をかければロープはがっちりと締まります。

これも神事の一部なのかはっきりとはしませんが、意味のあることだと思います。
台に乗せ縄に水をかける 2 台に乗せ縄に水をかける 3
台に乗せ縄に水をかける 4 後ろから見た神輿の様子です。上にはきらびやかな鳳凰が乗り、四隅にも小さな鳳凰(?)が乗っています。屋根の四隅から太い締め綱が台座の角材にがっちりと結わえられています。

それにしても担ぎ棒と言うよりも太い丸太です。
台に乗せ縄に水をかける 5 正面から見た神輿です。大きな翼をひろげた鳳凰、その下に将棋の駒形の板に「平泉」と彫り込まれています。

見ていたら、神輿に柏手をしている方、万歳をしている方が見受けられました。

トラックが神輿の側まで寄り荷台が開かれ、慎重に積み込みが始まります。

トラックの荷台へ 1 ゆっくりゆっくり持ち上げて、トラックの荷台に移動します。かなりの重量がありますので、作業は慎重でした。

鳳凰の口には稲穂の束が咥えられています。神輿に鎮座する神への供物でしょうか、それとも豊作祈願でしょうか、詳しいことは分かりません
トラックの荷台へ 2 トラックの荷台へ 3
トラックの荷台へ 4 担ぎ棒の幅と長さが大型トラックの荷台にぴったりの寸法でした。ここでも慎重に位置調整をし、最後は動かないようにロープで締められていました。
トラックの荷台へ 5 神輿も大きいのですが、それを乗せる大型トラックも大きな車です。神輿の上げ下ろしをユニックではしませんが、ふだんは木材の運搬に利用されている車でした。

明日の神輿出発場所に運ばれるのかなと思いました。

宵宮のイベントも見たいなと思いましたが、明日のことも考えて家に帰ることにしました。

※後日の情報では、宵宮でも神輿の出番があり水かけが
  盛大に行われたようでした。

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