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ミニひな 1 ミニひな・・・

アサリの貝殻でしょうか、ヒナ飾り三段目までが貝殻の中に作られています。

下段はホタテの稚貝の上に作られた三段飾りです。
ミニひな 2 ミニひな 3
ミニひな 4 耳が長いのでウサギですね。その下にはネコとネズミが並んでいました。
ミニひな 5 こちらはネズミの嫁入りではなく、ヒナ飾りでしょうか・・。

下段はフジの花と見ましたが、そう見えてきました。
ミニひな 6 ミニひな 7


南部氏遠野入部行列・・・

遠野市を代表する南部氏入部行列人形です。全部で何体の人形が並んでいるのか不明ですが、ていねいな手作り作業で表現された人形一つ一つに心がこもり、見ているとその当時の情景が浮かんできます。

殿様の駕籠には「殿」が座り、後ろの姫様の駕籠には「姫」が座っていました。この入部行列は、今年から登場したもので、ネズミの嫁入り行列の上に一列になって飾られていました。今年から登場したと言いますが、来年はもっと豪華に作られて並ぶのかなあと思いました。来年に期待します・・。

たまたまですが、行列人形の順序に撮影していたのでそのように配列し紹介してみました。

南部氏遠野入部行列 1

行列の先頭・・・

入部行列の案内札を持った人形が先頭で、当時の装束そのままに着飾った人形が並びます。顔の表情こそありませんが、装束等は緻密な造りであり驚きました。

以下ずらりと並べて見ました。

南部氏遠野入部行列 2 南部氏遠野入部行列 3
南部氏遠野入部行列 4 鍋倉城 南部氏遠野入部・・。

殿様のかごの前に身分のありそうな方が白馬にまたがっており、その後に殿様が続きます。
南部氏遠野入部行列 5 南部氏遠野入部行列 6
南部氏遠野入部行列 7 第22代直義 根城・・、と記入された表示板。

供侍が鋏箱を背負っています。きれいなものです。
南部氏遠野入部行列 8 南部氏遠野入部行列 9
南部氏遠野入部行列 10 南部氏遠野入部行列 11
南部氏遠野入部行列 12 清心尼公・・・

清心尼は南部氏19代直政の夫人である。直政は20代城主となったが子がなく死亡、未亡人となり仏門に入り清心尼と称しました。妻の清心尼が29歳若さで21代の城主、封建時代異例の殿様が誕生しました。

養子を迎えて家督を譲った後、遠野への領地替えを命じられ22代城主直義(直栄)や一族とともに遠野へ移りました。直義を補佐して遠野郷の統治につとめ、遠野250年の基礎を築いた女傑で、正保元年(1644年)6月4日、59歳で亡くなりました。お墓は松崎町光興寺にあります。

領民や一族に慕われた南部氏唯一の殿様として、今も語り継がれています。
南部氏遠野入部行列  続いて姫様の登場です。

かごの色も朱色で、衣装等も朱色が中心になり明るく感じます。

かごの後ろにはお世話の方々が続いていました。
南部氏遠野入部行列 14 南部氏遠野入部行列 15

南部氏遠野入部行列 16
少し欲張りすぎて更新がままならずに伸びてしまいました。時期外れになりましたが、よろしかったらご覧下さい。最後の画像は殿様のかごをアップしてみました。表情こそありませんが、身体を張って両手を開き座っている様子がうかがえました。

時代小説等を読んでいると、意外とかごに乗って長時間座るのは苦痛だと書いてあります。ちょっと見には楽なようでも、威厳を保ちかごに乗るのも身分による違いこそあれ大変なんだなあと思わされます。それにしても細かい部分まで表現されている人形制作の皆さん、本当にご苦労様です。
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