2021ミノムシの装束・・・
庭の片隅に植えてあるブルーベリーの苗木、それほど多い実が付いて居るのではないのですが、何個付いて居るのか楽しみで実の様子を見ることが多くなっています。丸いぷっくらとした実の側に嫌な毛虫がかなり付いており、つまんではつぶすのが日課にもなりつつあります。
何となく毛虫の付き方を見ていると、目の先は葉の裏側や茎の部分に自然と行きます。ひょいと気になるのがぶらんと下がっているミノムシの巣です。あれれ・・、小枝の断片を固めた様な感じの巣がここにも下がっている・・、こうなると探すのが楽しみになってきます。
しかも普通のミノムシではなく、あえて装束と言い換えたミノムシの巣造りの様子です。これは小枝等で造られた巣ではなく、木に巻き付けたビニールテープ(通称スズランテープ)を食いちぎり巣の材料にしていることです。うまい具合に巣の材料にくい込ませているからです。
トップの画像は画面の編集上、巣の傾きを45度ほど傾けてあります。木の葉にくい込ませるようにビールのテープの断片が見えています。
ミノムシ・・・
ミノムシ(蓑虫)は、チョウ目・ミノガ科のガの幼虫。一般には、その中でもオオミノガ、チャミノガの幼虫を指す。幼虫が作る巣が、藁で作った雨具「蓑」に形が似ているため、日本では「ミノムシ」と呼ばれるようになった。
多くの種の成虫は、雌は翅も脚も持たないが、脚を残している種や痕跡的に退化した翅を持つ種もある。中にはヒモミノガ類のように雌が雄同様に羽化する種も存在する。幼虫はバラ科、カキノキ科などの果樹や、サツキ等の葉を、特に7月から8月の梅雨後の夏期に食害する。摂食後の枯葉や枯枝に粘性の糸を絡め、袋状の巣を作って枝からぶら下がる。ミノガ科には日本列島では20以上の種が属している。
ミノムシは身の回りの繊維であれば、葉や枝でなくても、蓑を作り上げる。このため、毛糸くずや細かく切った色紙の中に蓑を取り去った幼虫を入れると、色鮮やかな蓑を作り上げる。子供の遊びとして広く知られていた。ミノムシは秋に蓑を作るため、俳句では秋の季語となった。
ミノムシ自体は発声器官を持たないのだが、季語では「蓑虫鳴く」と扱われている。一説によれば、これは秋の深い頃まで枝先で鳴くカネタタキの鳴き声であるという。
※ウイキペディアより
2021.06.13 作成
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